ウォーターサーバー
種類が多すぎるウォーターサーバー。いったい どこにすればいいのか。
調べている内に詳しくなってきたので、サーバー選びのコツとしてまとめました。
目次
ウォーターサーバー選び方
選ぶポイントはこの5つ
ウォーターサーバー選びのポイント 価格
ひと月の使用量を把握する
一人暮らしで使う水量はおよそ12L/月。家族4人なら48L/月ぐらいで、料理にも利用すると、この1.5~2倍となるとお考えください。
ペットボトル天然水との比較
4人家族の飲用(48L/月)で4,500円~8,000円/月程度+電気代1,000円程度は必要となりますので、114.6~187.5円/L。
Amazonでサントリー天然水が2Lx9本で1,476円(82円/L)
グリーンビーンズでは天然水が2Lx6本で449円(37.41円/L)
ペットボトル天然水に比べれると割高となります。
浄水器との比較
ちなみに水道水は自治体によりますが、上下水道合わせて0.2円/L程度、 浄水器を使用して初期費用とは別にカードリッジ交換に600~1,000円程度かかるとしても、ウォーターサーバーの方がはるかに割高と言えます。
ウォーターサーバーの導入は、必要性を十分納得してから決断するようにしましょう。
ウオーターサーバー会社の比較
ウォーターサーバー会社別の比較をするときは、使用量をたとえば48L/月としてサーバーレンタル代を含めた月額料で比較すると各社の料金比較が簡単にできます。
注意が必要なのは解約手数料
1年以内の解約の場合は解約料5,250円というのが一般的です。2週間程度の無料お試し期間を設定されているところもありますが、2週間は検討期間としては短すぎると私は思います。
まずは1年間(オールシーズン)続ける覚悟で宅配サービスを選定して、1年後に継続か中止・他社への乗り換えを判断すると良いでしょう。
一人暮らしは注文ノルマにも ご注意
ウォーターサーバー会社には注文ノルマを設けているところがあり、月24L程度が一般的です。一人暮らしでは消費しきれない場合もあり、注意が必要です。料理でも使用するとか、外出の際の飲料として水筒に入れて持っていくなどの工夫が必要となります。
なお、一時的に中断する場合はペナルティ無しとなる場合がほとんどです。不安な方は契約先を絞り込んでから確認してみてください。
ウォーターサーバー選びのポイント 水質
製法による区分けは大きく分けて4つの種類があります。
1.水源の水をそのままボトリングしたもの。
天然水そのものですが、不純物除去もされていないので市販は外国製ペットボトルのみ。
2.水源の水を加熱や ろ過をしたもの。
ほとんどの宅配水がこれに当たります。
天然バナジウム水とうたわれたものがありますが、バナジウムは今のところ人体の必須ミネラルとは考えられていません。
インスリンに似た効果があるとの報告があり、血糖値を下げたり、糖の中性脂肪への転換を抑制するなどで、ダイエット効果があるのではと期待されています。
ただ、明確な効能が解明されているわけではなく、いまだ研究段階とお考えください。
逆に毒性についての報告もあり、WHOでは「発ガン性について否定できない」としています。とは言え、天然水に含有している程度の量であれば、あまり気にする必要は無いと考えます。
3.元水を高性能ろ過膜(RO浸透膜)で ろ過したもの。
RO水とも呼べれますが、逆浸透膜と呼ばれる高性能な ろ過膜を通じて不純物を取り除いた水です。ろ過前の原水は天然水と明示した会社と、明示の無い会社があります。
明示が無い場合の原水は水道水と推察しますが、原水が何であろうとRO膜ろ過は0.0001ミクロンの微細穴を通すことで不純物を取り除くので、雑菌、不純物と共にミネラルまでも除去された純水になっています。
4.1~3のいずれかにミネラルを添加したもの。
一部の宅配水で採用されています。
ミネラル含有量での分類(軟水・硬水)とは
カルシウムイオン、マグネシウムイオンの含有量が少ないものを軟水、多いものを硬水と呼びます。下記は俗に言われる各硬度による分類です。
軟 水:硬度0~100mg/L硬度で、日本の水はすべて軟水です。
中硬水:硬度100~300mg/Lを日本では中硬水と称しています。ヨーロッパ系のミネラルウォーターがこれにあたります。
硬 水:硬度300mg/Lで特別に硬度が高いといえます。
実は「軟水」「硬水」の表現は具体的な境界の定義がありません。
60mg/L未満を軟水、それ以上を硬水とする分類もありますので、
「軟水」「硬水」表現より具体的な硬度を注視するようにしてください。
ワンポイントアドバイス
基本的にはすべて軟水ですので「乳幼児のミルク用」としても特段気にする必要なないでしょう。
ミネラル量に多少の差こそあれ、いずれも軟水なのでミネラル摂取が目的であればエビアンなどのヨーロッパ系ペットボトル水をオススメします。
ミネラル量は味わいの目安と考えて下さいね。
ウォーターサーバー選びのポイント サーバーとボトル
サーバー仕様
床置き型が主流ですが、卓上タイプのサーバーもあります。
デザインについても好みがあるでしょう。
「重い水ボトルを持ち上げるのが大変」とのことでボトルを下置きとしたタイプも出ています。
ボトル仕様
まずはボトルサイズ。大きければ入れ替え回数が減りますが、セットが大変。
小さければ入れ替えは楽でも交換頻度が高くなります。
ボトルの形状は使い捨てタイプと回収タイプに分かれます。
使い捨てタイプは容器をコンパクトにたためますが、毎回ゴミが発生します。
回収型は使用済みボトルを回収まで保管しなければなりません。
ウォーターサーバー選び ワンポイントアドバイス
定期メンテナンスに大きな金額がかかるサーバーは考え物。自分でメンテナンスできるタイプがオススメです。
ボトルサイズは24Lはやっぱり重い。女性や高齢者には大変な作業なので、セッティングしてくれる人がいなければ小型ボトルかボトル下置きタイプがオススメ。
ボトル形状は各人の好みでしょうね。廃棄タイプはボトルが柔らかい材料なのでセッティングがしにくい。
廃棄型は使用済みボトルの保管場所が要らないメリットはありますが、配達時には保管場所が必要なのは変わりません。廃棄が煩わしいと感じるか、回収の方が煩わしいと感じるか。ここがポイントと思います。