自作A4キューブボックス 作り方
A4ファイルが無駄なく入る合板製のキューブボックスの作り方を載せておきます。DIYに興味ある方の最初の1作品にちょうど良いので、ぜひチャレンジしてください。
目次
自作A4キューブボックスの説明
今回制作する棚 A4キューブボックスの説明になります。
A4キューブボックス コンセプト
A4ファイルが無駄なく入るシナ合板製のキューブボックスです。とにかくシンプルさに こだわりました。
ボックスは6面体の箱。正面と背面の板は磁石での固定にして取り外せるようにしています。取り外し方法は穴に指を突っ込んで引っぺがす。
道具は電動ドリルドライバー程度でほとんどできます。自分のようのなDIY初心者でも簡単に作れます。
時代が変わっても同じ素材で追加製作できるよう汎用材料で製作しています。ホームセンターで買える合板とビスで作れます。
作り方もシンプルなので、DIY初心者にこそ挑戦してほしいと思います。
A4キューブボックス サイズ
内寸310mm x 310mmの絶妙サイズ。A4ファイルが無駄なく入ります。
奥行きも310mmなので、A4を平置きすることもできます。(うちではコピー用紙入れに使っています)
クッションを乗せるとベンチにちょうど良く、二つ重ねて板を載せるとテーブル(ちょっと低いかな)にも使える絶妙サイズを狙いました。
オープンで使うときは、外した正面板を棚に収納。
A4キューブボックス 制作準備
物事は「段取り八分、仕事二分」と言って段取りが大事。
A4キューブボックス 制作数
まずはA4キューブボックスといくつ作るか、作るボックス数によって必要な材料の量が変わるので、はじめに数を決めましょう。
本当に初心者なら、最初は1つから、慣れている方なら、必要数と置き場所を考えて複数個作ると良いです。
主材料のシナ合板は9mm厚を使います。板の大きさは規格で最大でも910mmX1820mm(参考店頭価格2,600円/枚)となってしまします。
今回製作するA4キューブボックスはサイズ感が重要。絶妙な大きさの内寸310mmX310mmを最優先にして板取りの効率性は無視しているので、シナ合板1枚では2箱作れません。
1箱だけだと材料の無駄が多くなりますから、慣れている方なら覚悟を決めて3箱または5箱をいっきに製作することをおすすめします。
5箱をシナ合板3枚で作ると、もっとも板の無駄がなくなります。我が家は取り合えず3つ作りました。
製作時間は午前中に買出し、初心者であれば午後に2箱、なれた方であれば午後に3箱製作が目安でしょう。
A4キューブボックス 材料集め
必要な材料と道具はホームセンターでそろえられるものがほとんどですが100円ショップの方が安上がりのものもあります。
お店によって無い可能性があるのはネオジム磁石とL金具ですが、見つからないようであればネットショップを活用ください。
お店で手に取る順番は小さい順に補助材料、道具、主材の順が良いです。補助材はお店によって品揃えが異なるので、見つけたお店で購入しておくことをお勧めします。
補助材料
補助材の数量は箱当たりですので、製作する箱数に合わせて購入ください
①ネオジム磁石(直径10mm程度)8個/箱
②L金物(幅7mm程度、長さ15x15mm程度 ねじ孔つき 8個/箱
③皿頭木ネジ M2.1x13 12本/箱
④鍋(又は皿)頭木ネジ M2.3(又は2.1)x8 8本/箱
⑤皿頭スチールタッピングネジ M2.6x6 8本/箱
補足
①ネオジム磁石とは通常の黒い磁石より磁力の大きい磁石で小さくても強い磁力を持っています。私はホワイトボード用の磁石からカバーのプラスチックを外しましたが、上手く外れない場合もあると思うので、単独販売をネット等で探すと良いでしょう。
②L金物を探すのが最も大変です。適当なものがお店に無い場合はインターネットで購入ください。(参考店頭価格200円/2個)
③④⑤ネジ類は種類が多いので見分けがつかない方は間違えないよう店員さんに調べてもらいましょう。③④は特に材質を問いませんが、⑤は皿頭で長さが6mmかつ必ず磁石がくっつく材料としてください。(ネジ類各種参考店頭価格80円/35本)
道具類
⑥電動ドライバードリル 1個(1サイズ+ドライバー、2~2.5サイズドリル付)
⑦穴あけドリル 径15mm以上
⑧木工用ボンド
⑨鉛筆・消しゴム(下書き用)
⑩45cm以上の定規(直線引き用)
⑪古新聞紙等(作業床下敷き用)
⑫金属用接着剤(アロンアルファ等)
⑬滑り止めマット
補足
⑥今回はじめて作る人には高価に思えるかも知れませんか、汎用性が高くあるととても便利です。+ドライバーのサイズ1のビッド(先端)と2~2.5程度のドリルビッドがついているものを選びましょう。(参考店頭価格1,500円/台)
⑦穴あけドリルは指が入る大きさの穴があけられるものであれば、サイズは問いません。ビッドの規格が⑥の電動ドライバーと一致するものを選んでください。
⑧今回使う分だけであれば、小さいサイズで結構です。
⑨ドリル位置の目印などの下書き用です。
⑩定規でなくても直線が引ければ端切れ板でも何でもかまいません。
⑫は既にお持ちであればという程度で、無くても大丈夫です。不具合があれば作ってからでも対応できます。
⑬必須ではありません。完成したキューブボックスを置くときに下に敷くと良いです。100円ショップでも購入できます。
主材(シナ合板)(参考店頭価格2,600円/枚)
9mm厚のシナ合板 910mmX1820mm 製作箱数に応じた枚数(1枚/1箱、2枚/3箱、3枚/5箱)
作る数を決めようにあるカット図を提示してお店でカットしてもらいましょう。
結構な重さになるので、購入の際は台車やキャリーを持っていくと良いです。
下に1箱製作、3箱製作、5箱製作の場合の板取りを載せてありますので、製作箱数に合わせてシナ合板を購入し、カット図をお店渡してカットしてもらいましょう。
カット図の□内の数字はカットの順番です。カット代節約のため、2枚同時カットが可能なカット図にしています。交渉してみてください。
ホームセンターに並ぶシナ合板は角が痛んでいる場合があります。カットの際に4~5cm程度を事前にカットしてもらうと良いでしょう。
部材は1箱当たり3種類2セットになります。カットが終わったら、サイズや数量に間違いがないか確認してください。
1箱製作の場合
9mm厚のシナ合板 910mmX1820mmを1枚使用します。
板の3~4割が余ってしまいますので、余り板は追加k製作用に持ち帰りをお勧めします。
3箱製作の場合
9mm厚のシナ合板 910mmX1820mmを2枚使用します。
板の2割程度が余ってしまいますので、慣れた方は内棚製作などに活用ください。
5箱製作の場合
9mm厚のシナ合板 910mmX1820mmを3枚使用します。
板をかなり効率良く使えますが部材が多くので間違えないよう、どの板がどの部材か忘れないよう印をつけておきましょう。
A4キューブボックス 作り方
いよいよ製作にかかります。ドリルを使うと粉が出ますので作業エリアを決めて、周囲を片付けましょう
周囲を片付けたら古新聞紙を敷き、床を傷つけないようにします。
電動ドリルがコード式の場合は作業エリアまでコードが届くか確認して、必要に応じて延長コードなどを使用してください。
主材の板をA側面板、B上下板、C正面板の種別毎に積み重ねて並べます。このときに木目の向きも合わせておきましょう。
A4キューブボックス 組み立て図
組み立て図を良くみて、全体のイメージを掴んでください。
手順は順を追って説明していますが、どの部分を作っているかをイメージすることが大事です。
組み立て図が手書きの写真なので見にくいことはご容赦願います。画像をクリックすると拡大図が表示されます。
A側面板の穴あけ
下記の要領でA側面板の上下にそれぞれ3箇所のネジ留め用の穴をあけます。
B上下板1枚を下に置き、横からA側面板をあてて、板厚のラインを引きます。
ネジ穴の間隔は下の写真の通りですが、厳密である必要はありません。目分量で良いでしょう。
一つ目印をつけたら後は突き合わせてコピーしていきます。
穴あけは2~2.5のドリルで垂直にあけます。突き抜けて床を傷つけないよう、穴をあける板の下にB上下板などを敷きかさ上げしておきます。さらに、持ち帰った端材などを下に敷いておくとよいでしょう。
ドリルは横から覗き込まず真上から見るようにします。ドリルを力まかせに押し込まず、ゆっくり力をかけてください。
ドリルが突き抜ける瞬間は特に慎重にゆっくり力をかけます。ドリルが突き抜けたら逆回転をかけながらドリルを抜きます
同様にして、側板2枚に1枚当たり6箇所の穴あけをします。
C正面板の準備
C正面板の角に磁石をあてて目印をつけておき、ビスをねじ込む位置を決めます。
ビス位置は角に寄り過ぎると板が割れることがあるので、できるだけ角から離した位置にします。
位置を決めたら下穴をあけます。深さは3mm程度で、くれぐれも板を突き抜けないようにしてください。
あけた下穴に⑤のタッピングビスをねじ込みます。ネジ頭が浮いているのも良くありませんが、ネジ頭が板にめり込むほどねじ込む必要はありません。角を割らないよう慎重にねじ込んでください。
B上下板の準備
L金具に磁石を貼り付けC正面板に取り付けた⑤タッピングビスにくっつけます。
B上下板の上にC正面板を立てかけ正面板にくっつけたL金具の位置を合わせます。
位置はC正面板がB上下板の端に合うようにして、L金具はB上下板の端に寄せます。
B上下板の端からはみ出すとA側面板をぴったり取り付けれなくなるので、はみ出さないように注意して位置あわせをします。
位置を合わせたらネジをねじ込む穴に印をつけます。
印を付けたところにドリルで下穴を空け、L金具を④皿頭ネジで留めつけます。
組み立て
C正面板を斜めに置き、B上下板をあてて台にします。
台の上にA側面板を置き、B上下板をぴったり合わせます。
B上下板がずれないように押さえなが、A側面板の下穴にドリルを通し、B上下板の側面に下穴をあけます。
B上下板の2枚の側面にネジ込みようの下穴をあけたら、いよいよ接着です。
B上下板の側面に木工用ボンドを塗りつけます。板で押さえつけてもはみ出さないように適量をつけます。
ボンドを付けたB上下板にA側面板を位置を合わせながら置き、③皿頭ビスをねじ込みます。
反対側のA側面板取り付けるときは、C正面板をはめ込んだ状態で行ってください。こうしないと、あとからC正面板が入らないことがあります。
両側のA側面板を取り付けたら正面板に穴あけします。組み立てた上体で正面板に対角線を引き中心を確認します。
指穴あけようのドリルにして、A正面板の中心に穴をあけます。
正面、背面とも指穴をあけたら、A正面板をはずし、中を掃除して磁石をL金具に瞬間接着剤で接着したら完成です。
お疲れ様でした。