年齢とともに気になりだす加齢臭。原因と対策をまとめています。
加齢臭は40代以降に出る中高年特有の臭いです。男性に限らず、女性でも起り得ます。
加齢臭の原因物質は「ノネナール」。ノネナールは皮脂腺が分泌する皮脂のなかのある物質が酸化・分解されることで発生します。
加齢によるものですが、原因を把握し、対策することで減らすことは難しいことではありません。
まずは、自分が加齢臭を発しているか、自分では自覚しにくいので家族に確認するのが一番。今まで気を使って教えてくれていなくても、自分から「対策が必要なら考えるけど、どう?」と聞いてみると正直に応えてくれるのではないでしょうか。
自分では自覚しにくい加齢臭を自覚するには、耳の後ろをこすってみるのが良いそうです。
体のなかでも皮脂腺が多いのが 頭、おでこ、鼻、首回り、耳の後ろ、胸、ワキ、背中です。そのなかで特にニオイが出やすいのが「耳の後ろ」。
耳の後ろをこすってニオイがしたら、加齢臭の発生を疑った方がいいでしょう。
他の方法としては枕のニオイ
頭は皮脂腺が体の中で一番多く、髪の毛でムレやすいためニオイが発生しやすい場所です。その臭いが一番移りやすいのが枕。
枕を毎日洗うはあまり居ないでしょう。数日間使用した枕をチェックすれば、大抵は加齢臭があるかわかります。
もっともはっきりするのが家族の意見。
家族に指摘されればすぐに判明しますが、気を使って教えてくれない場合もあります。自分から「加齢臭があれば対策したい、自分はどうだろうか?」と訪ねてみるといいでしょう。
「対策したい」と前向きな姿勢を示せば、家族もきっと協力してくれるはず。
対策には食事の改善や洗顔・洗髪料の変更、洗濯方法や周期の見直しなど、家族の協力が必ず必要になってきます。お互いが気持ちよく生活できるように、正直に話し合える環境が対策には重要ですね。
加齢臭対策のポイントをご紹介します。
ノネナールを原因物質とする臭いは油脂の酸化で起こるので、余分な油脂・古い油脂を身体から取り除くことが第一です。
入浴の際に油脂の分泌が多い部分「頭、Tゾーン(額と鼻筋)、耳裏、首の後ろ、背中」をしっかり洗いましょう。耳裏と頭の臭いで加齢臭に最初に気づく人が多いです。
気にしすぎてゴシゴシ擦ると肌を痛めてしまうので、湯船にしっかり浸かり汗腺を開いて汗と共に奥の汚れを溶かし出してから泡立てた石鹸で優しく洗いましょう。
対策石鹸として柿渋入りの石鹸が売られています。無理にこすらずに効果的な石鹸を使うといいですよ。
汗をかくことも重要です。普段から汗をかかない生活の人は汗腺に皮脂など汚れが溜まり、汗をかいた時に雑菌が発生しやすくなります。オヤジ臭の原因ですね。
女性に多いのが頭からの臭い。最近流行のノンシリコンシャンプーが原因の場合もあるようです。ノンシリコンシャンプーを使用していて臭いが気になるならシャンプーを変えてみてください。
「世界一受けたい授業」で紹介されたのは朝シャワー。41℃で1分のシャワーを浴びると夕方の臭いが半減するそうです。(河合俊一(50)さんでの実験結果)
直接的ではありませんが、ストレスや運動不足、腸内環境の悪化も原因となりますので普段から軽い運動とリフレッシュ、食べ物などに気を使うようにしてください。
加齢臭の原因は皮脂の酸化と分解によるノネナールの発生です。
この原因となり皮脂の摂取を控えれば、加齢臭も抑制するすることが出来ます。
食事は洋食よりも和食中心とする。ビタミンC、Eを含む食べ物や食物繊維を意識して摂ると良いでしょう。
臭いは身体から発しているので無く衣類が発生している場合もあります。枕カバーなどが良い例ですね。気になる方は洗濯しやすいように枕にタオルをのせるといいですよ。
また、シャツや上着などに臭い移りをしていることがありますので消臭・殺菌スプレーなど活用してください。中には衣類の臭いを消してくれるほど消臭効果が強力なスプレーもあります。
防止策や対策法を書きましたが、加齢臭は本来 年齢と共に発する自然な臭いなので気にしすぎるのは良くありません(ストレスにもなりますしね)。対策商品なども上手に活用して、何よりも健康的な生活を送るように心がけてくださいね。
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