これほど体臭に対して過敏となり悩む人が多いのは日本人だけではないでしょうか。
もっとも深い問題は体臭を理由に人間関係を閉ざしてしますことです。
そもそも、自分のニオイを忌み嫌う人はいないでしょう。体臭を気にするのは他の人がどう思うかを気にしてしまうためです。
他人にイヤな思いをさせていないだろうか。
ニオイで陰口を叩かれていないだろうか。
本音で話せない人間関係が、ニオイの問題をより深刻にしています。テレビ番組でやっていましたが、幼い頃に「口が臭い」と指摘された女性が人と関わることが怖くなり、
・声を出せない
・マスクを外せない
・人間関係のトラブルは全て口臭のせい
本当は周りの人が気になる口臭など無いのにです。
そもそも、本当に自分に他人が気にするほどの体臭があるのだろうか。まずはそこから疑った方がよいかも知れませんね。
自分が本当に臭っているか、自分で確かめることができれば良いのですが、普通は自分のニオイに慣れてしまって、自分ではわからないものです。
家族に確かめてもらう。
この方法では「臭う」と言われれば信用できますが、「臭わない」と言われたらどうでしょう。
気を使って本当のことを行っていないのでは?
なんて思ってしまいませんか?
やはり、自分で確認できるのが一番です。そこで、医師から教わった「体臭を自己確認する方法」がコチラ。
1.お風呂に入ったりシャワーを浴びる。
こうすることで自己臭に慣れてしまった嗅覚がリセットされるそうです。
2.脱いだ衣類を嗅ぐ。
一度リセットされた嗅覚でニオイを嗅ぐことで、本当の自己臭を確認することが出来ます。衣類で確認できなければ、枕やパジャマなど よりニオイが残りやすいもので確認するといいでしょう。
それでも分からない?
そんな時は、家族の衣類や枕を嗅ぎ比べてみる。こうすることで嗅覚がリセットされているかを再確認できると思います。
自分のニオイを確認できたら、それが他人が気にするニオイかどうか。家族は知人のニオイと比べて、イヤな思いをさせるものでしょうか。
その種類は人それぞれですが、体臭は誰にでもあります。無臭を目指す必要などありません。もし、他人にイヤな思いをさせるものでなければ、「個性」として大事にしてください。
ニオイ=フェロモン
そのニオイは逆にとても魅力的なものでもあるのですから。
最近ニオイがきつくなった。
そう感じるのは、年齢によるところ多いのですが、一部では健康状態の変化を示すことがあります。
ニオイの変化が病気の早期発見につながった。
そんな事例もあります。ニオイに命を救われる。そんなことが実際にあります。ニオイの変化の事例としては
魚腐臭:肝機能の低下によるトリメチルアミンが分解しきれない
ドブ臭:腎機能の低下による老廃物の蓄積
硫黄臭:胃や腸での消化不良
果実臭:甘い香りで得意気になってはいけません。糖尿病の恐れがありますよ
加齢臭なんてかわいいもんです。
みんなが避けるのは自分がくさいから。
ひそひそ会話は自分のにおいを話されている。
そう感じて、人との接近に恐怖を感じてしまう病気「自己臭恐怖症」というものがあります。
キッカケは身近な人からの何気ない一言だったりしますので、自分の発言にも要注意です。
自己臭恐怖症の人は、自分のニオイにかなり気を使っているので、実際に「くさい」ということはまずありません。そう思い込んでいるだけ。
ですが、
そんな事実も「自分に気を使って、本当のことを話してくれない」と思ってしまうのです。
まずは、自分が自己臭恐怖症に陥らないこと。ニオイは個性です。気にしすぎるのは絶対に良いことではありません。
そして、
自分が周りの人を自己臭恐怖症にさせないこと。他の人のニオイを忌み嫌う表情や言葉は慎むべきですね。自分が無臭だということもないのですから。
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